聖金曜日(主の受難)
Feria VI in Passione Domini
聖金曜日とは、キリスト教用語で、過越の聖なる3日間の復活祭の前の金曜日のこと。「受難日」、「受苦日」、「聖大金曜日」とも呼ばれる。死から生へと移るキリストの過越の神秘を祝う3日間のうち、受難と死を記念する日。
福音書の記述をもとにイエスの受難を思い起こす特別な典礼や祈りが行われることが多い。キリスト教では伝統的にイエスの受難と死は自ら選んで行った行為であり、3日目(日曜日)に復活したことで死を克服したとみなしてきた。福音書や種々の資料からイエスの死の日時を特定するのは簡単ではない。資料を読むことで、4月のある金曜日におこったということはわかる。資料の記述をもとに天文学的な分析を行うと、紀元33年4月3日になるという説を唱えるものもいる。
カトリック教会では聖金曜日には断食を行う習慣がある。断食といっても完全な絶食ではないが、大斎と小斎を行うのが一般的である。また聖金曜日は一年で唯一ミサが執り行われない日でもある(ただ、前日に保管しておいた聖体を拝領する儀式は行われる)。聖金曜日は復活祭にあわせて移動するが、最も早い場合で3月20日、遅い場合だと4月23日になる。